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2009年3月25日 (水)

伝統文化破壊、家族奪われた 中国の植民地支配を批判

チベット臨時政府議会議員 ケドゥープ氏が講演

 来日中のチベット臨時政府議会議員ケドゥープ・トゥンドゥップ氏は十六日、都内の会館で「チベットー闇に葬られた五十年」をテーマに講演した。主催はチベット自由人権日本百人委員会(小田村四郎委員長)で、学者や僧侶など約百八十人が集まった。

Img040  まずケドゥープ氏は「北京政府は地上の楽園と言い、一方でダライ・ラマは地上の地獄だ」と言っているチベットの半世紀を回顧し、「一九五九年の動乱以後、チベットにあった六千以上もの寺院は一握りの寺院しか残らず、民族の自決権を奪われた植民地支配下において、伝統文化を破壊され家族を奪われた」とし、中国政府の力による抑圧体制を批判した。

 また一九九〇年に北京を訪問したケドゥープ氏は、胡錦濤氏と会見した際の秘話も披露。「なぜ一九八九年、武力弾圧したのか」と尋ねた時、胡錦濤氏は「私は手を縛られていた。北京に伺いを立てると、弾圧しろという命令だった」という。

 そしてケドゥープ氏は個人的見解として「中国の統治下のチベットに住むことはできない」とし、「行くべき道は完全独立しかない」と述べた上で、「ダライ・ラマ十四世が死去した後には、北京政府は自分たちが次のダライ・ラマを任命すると言っているが、チベット人がこれを受け入れることはない」と断言した。

※『世界日報』(平成21年3月17日付より転載)

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