« 2013年1月 | トップページ | 2013年3月 »

2013年2月

2013年2月25日 (月)

(111) 安倍政権と日本再生

[解説] 安倍内閣の日本再建と夏の参院選挙に向けて。※2013年1月19日収録。

|

(110) インドのチベット支援

[解説] 1959年以来、多くのチベット難民にとって第二の故郷であるインド。亡命政府議員とインド州政府。活発化するチベット支持の動きについて。※2013年1月19日収録。

|

(109) チベット独立宣言100周年と現在の情勢

[解説] 2013年2月14日、独立宣言100周年を迎えるチベットとチベット地域の現状につ­いて。※2013年1月19日収録。

|

2013年2月 5日 (火)

(108) 戦争の準備をせよ、中国軍が全軍に指示

[解説] 1月14日付の中国人民解放軍の機関紙の報道。中国軍総参謀部が全軍に対し2013年の任務について「戦争の準備をせよ」との指示。安倍新内閣の国防と外交戦略、そして国民はどうあるべきか。※2013年1月19日収録。

|

指導力を発揮する安倍政権


日本の誇りを取り戻せ 
戦略的な外交と教育改革を

   昨年12月の総選挙の結果、国民は再びこの国の舵取りを自由民主党中心の政権に任せることを決めた。それに伴い安倍晋三氏が総理大臣として再登場することになった。ここで再び国民が安心して国の政治を任せられる政府らしい政府が久しぶりに登場してきたと思い、少し救われたような気分になっている。多分そのような気持ちを持っているのは私だけではなく、市場や市民、そして国際社会も同じであるようで、為替相場や株価などがそれを物語っている。
 民主党政権に関して個々の総理大臣について批判をするつもりはない。特に外交問題に関しては終盤に来て、野田前首相はそうとう頑張ったと思うし、ある程度結果が予測できたにもかかわらず総選挙に踏み切ったのも、結果論であるが国のために正しい決断をしたと思う。

 それにしても経験不足のうえ身勝手な官僚バッシングや、それまでの秩序や伝統を破壊することに熱心だった民主党政権が継続しなかったことは、日本の民主主義の勝利である。まさに日本が自称する成熟した民主国家であることは、中国など一党独裁の国と違うことを世界に示す良い機会にもなっただろう。
 一部のマスコミや外国勢力は、安倍政権に対し右傾化、タカ派などのレッテルを貼って今から起
になって潰しにかかっているが、今回の安倍氏は前回と違い、既にステーツマンシップを発揮し、新しい時代のリーダーとして長い間心の中で描いていた明確な国家ビジョンを持って真剣に取り組んでいる様子がうかがえる。特に人事面においては非常に戦略的でバランスの取れた人事を行い、制度的にも総理府に経験豊かで総理と考えを共有する人材を集中的に配置し、総理自らのリーダーシップが発揮できる体制を整えている。
 外交面においても久々にアジアの中の日本、アジアの中での日本のリーダーシップを明確に打ち出し、初外交では首相自ら東南アジアの主要国であるベトナム、タイ、インドネシアを16日日から19日まで訪問し、それに先立って麻生副首相を今注目のミャンマーに2日から4日まで派遣し、岸田外務大臣が9日から14日までフィリピン、シンガポール、ブルネイ、オーストラリアを歴訪、また18日から20日まではアメリカを訪問してヒラリー・クリントン国務長官から尖閣諸島問題において、より鮮明な日本支持を表明させることに成功している。
 昨年、日本の総選挙のため延期となったインド首相の訪日を一日も早く実現すれば、まさに安倍首相が日頃から強調している自由と民主主義を尊ぶ価値観を共有する国々の連帯が実現し、日本は名実共にアジア・太平洋の自由と民主主義のチャンピオンとなり、中国など一党独裁の国に対し、強いメッセージを送ることで独立国家日本の存在を内外に認識させることができるだろう。
 安倍首相は、日本の政治家としては珍しく自分の確固たる政治信念と国家ビジョンを持ち、一貫して戦後レジームからの脱却、そのための憲法改正、教育改革を訴えてきた。そして、前回の安倍内閣ではそれを実現するための環境づくりを短期間で整えた。今回日本を再び世界に誇れる国として再起するための要である文部科学大臣に、盟友で安倍首相と国家ビジョンを共有する下村博文氏を任命したことからも安倍氏の国家としての日本の誇りを取り戻す決意が見られる
 もちろん世界最先端にある日本の科学技術を軽視する必要はないが、教育の改革の根本は世界に誇
れる日本の高度な倫理観などに基づく精神文化を取り戻すことにある。下村大臣には新学期を9月か
ら開始するかどうかや、ただ留学生の数を増やすなどのミクロのことでなく、マクロな立場で日本武士道などに見られるような正義感と分別に溢れる教育、つまり風評や世論に左右されず真実を追究し、正義を貫く務育を意識して欲しい。
 そして教員を単なる労働者ではなく、教育者としての意識と責任感を持つ教師の手に戻し、労働組合や過剰且つ不当におかしな平等主義を掲げて教育現場に介入しくるモンスターペアレンツや、偽善的な同情ばかり表現するマスコミから健全な教育の場を取り戻して欲しい。もちろん一国民として私たちがこの政権がその目的を達成し、再び日本が世界から尊敬され憧れの対象となる国になるための国民からの関心と支持は不可欠である。
 今回、鳩山由紀夫氏の理解に苦しむ中国訪問と滅茶苦茶な発言に対し、小野寺防衛大臣の発言は当然と思い、支持を表明したい。国防はただ単に最先端の戦闘機や武器を調えることよりも、国民が守るべき国家観を持ち、それを守るための強い決意を抱くと同時に内外に示すことが大切である。
 ここでも学校教育のみならず社会教育も重要なことになるだろう。安倍内閣には国民から与えられた期待と信頼を裏切ることのないよう頑張っていただきたい。そして、より大きな国益のために石原慎太郎氏、平沼赳夫氏、渡辺喜美氏などとも是々非々で協力し合い日本を、そしてアジアを自由と繁栄ヘ導いていただきたいと願っている。

※『世界日報』(2013年1月28日付)より転載。

|

« 2013年1月 | トップページ | 2013年3月 »