« 暴走中国 その覇権主義的本質 3 | トップページ | 暴走中国 その覇権主義的本質 5 »

2014年6月16日 (月)

暴走中国 その覇権主義的本質 4

祖国のために立ち上がる学生、民衆
アジア諸国が台湾、タイから学ぶこと

「内政干渉は断固阻止」

 中国はアジア各国に内政干渉を行っているが、少なくとも台湾とタイでは、その謀略が、良識ある学生や市民によって見事に阻止されている。
 台湾では今年3月17日、学生と市民らが立法院を占拠した。決起の直接の理由は、台湾と中国のサービス分野の市場開放を目指す「サービス貿易協定」の批准を阻止するためであった。
 馬英九総統と国民党の指導者らは近年、中国共産党とよりを戻すような動きを活発化させていた。中国は経済をエサに台湾への影響を強めていた。台湾人の多くは「できれば独立したい」と思っているが、現実的は現状維持で妥協している。ただ、中国の一部になることは拒んでいる。
 今回の「太陽花学運」(=ヒマワリ学生運動)と呼ばれる社会運動の真の目的は、中国政府が4月16日に出した「両岸関係の平和的発展のプロセスを破壊し、妨害するものだ」という談話が最も正確に表現している。まさに勇敢な学生と市民は、祖国を守るために立ち上がったのだ。この事件後、馬総統の支持率は10%台に落ちている。
 タイでは昨年11月25日、政権反対派(=黄色シャツ軍団)が政府の主要機関を占拠した。インラック前首相率いる政権が、実兄であるタクシン元首相らに特赦を与えようとしたことに反発したのだ。
 タクシン氏復帰に抵抗したのは、中国政府がタクシン氏を媒体として、タイの国体にまで干渉しようとしたことに危機感を覚えたのである。黄色シャツ軍団は「救国」にとりあえずは勝利し、インラック氏は失職した。
 中国の習近平国家主席の〝家臣〟のように成り下がった韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領の運命も、韓国国民の覚醒にかかっている。このように、アジア各国では祖国を「中国の魔の手」から救うため、国民が立ち上がって闘っている。

日本国民も積極的な政治関与を

 日本では、安倍晋三首相が積極的に「日本再建」と「平和的安定」のために健闘している。外国の不当な内政干渉を突破して靖国神社に参拝をしたのは、日本の自主独立を表現している。安倍首相は日本国民の豊かな生活と伝統文化だけでなく、日本人としての誇りと自信を取り戻すという、偉業に臨んでいる。
 主権在民(=国民主権)においては、政府を批判する権利だけでなく、支持する義務も伴う。高みの見物をしている余裕はもはやない。日本を取り巻く環境は極めて厳しい。国民一人ひとりが、積極的に政治に関与することが日本を危機から守ることになる。

※『夕刊フジ』(2014年5月23日付け)より転載。

|

« 暴走中国 その覇権主義的本質 3 | トップページ | 暴走中国 その覇権主義的本質 5 »

中国論」カテゴリの記事