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2017年2月

2017年2月27日 (月)

【アジアから世界へ #4】 ウィッキーさんの「ズームイン朝!」秘話 / 戦後日本を救った 仏教国スリランカ

ゲスト:アントン・ウィッキー Anton Wicky Ampalavanar
元奥羽大学教授、 英会話教師、 タレント

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2017年2月26日 (日)

【アジアから世界へ #3】 アラブから見た「惑星日本」~イスラムの心

ゲスト:カルドン・アズハリ Khaldon Azhari
Pan Orient News 編集長/UAE News Agency 特派員
Editor-in-Chief, Pan Orient News/Correspondent, UAE NewsAgency

「アジアから世界へ」は、日本で活躍するアジア各国の人々の声を伝え、世界の出来事をできるだけアジアの視点から考えると共に、日本のアジアに対する貢献度等も紹介するアジア専門番組です。

" From Asia to The World " is a program to introduce World Affairs with an Asian perspective by introducing guest who is actively involved in connecting Asia to the world. This is a program specially dedicated to Asia and hence also we want to introduce on Japanese contribution to Asia.

キャスター:ペマ・ギャルポ(桐蔭横浜大学教授)
アシスタント:滝川奈緒

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2017年2月12日 (日)

明快だったトランプ演説

主権尊重し積極的外交
公平さと配慮欠く日本の報道

 昨年12月18日、民主国家として合法的に選出されたドナルド・卜ランプ氏が本年1月20日、正式に 第45代アメリカ大統領に就任した。私は特にトランプ氏の支持者でもファンでもないが、世界の最も強い国の大統領として十分な関心を持って昨年以来見守ってきた。日本のメディアの報道の姿勢に対し、いささか公平さと配慮が足りないような印象を持った。
 第一に就任する前から彼の行いに対し、さまざまな評価をするのはいかがなものか。もし評価する のであれば彼が大統領の宣誓を行い、最高裁長官から「大統領、おめでとう」と言われた瞬間以後の 言動に対し、評価なり批評をするのが妥当ではないか。日本のテレビや新聞などは彼の政策が不透明 であるとか、彼の演説の英語が小学6年生程度の文法だというように、一国の大統領に対して配慮も 遠慮も見られない。
 私は同大統領の演説は全てのアメリカ国民と、世界の人々に分かりやすく語っており、内容も極めて明快であるように思った。彼自身の「私たちは共にこれから先、何年にもわたるアメリカと世界の針路を決めていく」という言葉の中には、アメリカだけではなく世界に対しても自分の責任を十分に認識している発言に見える。また大統領として、直面する試練あるいは立ち向かわなければならない困難を乗り越えて、やるべきことを成し遂げるという強い意思も表していたように思う。
 政治家出身でない彼らしく、「きようの式典にはとても特別な意味がある。なぜならば、私たちはきょう、単に一つの政権から別の政権に、あるいは一つの政党から別の政党に政権を移行しているので はなく、ワシントンから権力を移行させ、あなたたち国民に返還しているからなのだ」と強調。この 言葉はまさに首都を中心としたエリー卜集団から政治を国民の手に移す決意を述べており、もしこれがオバマ氏やケネディ氏が言ってい たら、リベラルの人々も褒めたたえ ていたのではない か。
 彼は国民中心的な運動に関し、「この運動の中心には国家は国民に奉仕するためにあるという極めて重要な信念がある。アメリカ人は子供たちが通う優れた学校、家族のための安全な地域自らのための仕事を求めている」と述べた。この発言はまさに政治家としての本来しなければならないことを明確に語っているように見える。アメリカ合衆国の大統領としてアメリカファース卜というのも、まさにアメリカの最高の責任者として当然のことであり、彼自身これを分かりやすく基本姿勢を次の言葉で表している。「私たちは二つの簡単な原則に従う。アメリ力製品を買い、アメリカ人を雇用するということだ」。これがまさに全ての国の政治家が自覚すベき任務ではないだろろか。
 彼の外交政策が明確でないとか、自己中心、アメリカファース卜の姿勢に対しても批判はあるよ うだが、これは「各国が自国の利益を第一に置くのは当然の権利であるとの理解の上に立つ」という 相互主権尊重も明確にしている。
「私たちのやり方を他人に押し付けるのではなくむしろ皆が付いて来る模範として輝くよう努める。 古い同盟を強化し新しい同盟も作る。そして文明化した世界を結束させてイスラム過激主義者のテロに対し、地球から完全に撲滅する」。この言葉は全ての国の主権を尊重し、アメリカの価値観を押し付けないという謙虚さと、一方、同盟国との関係を大切にし、強化する、また必要に応じては現実的な状況に対応し、新たな同盟国もつくるという積極的な外交を行う決意と方針を明確にしている。さらに文明化した世界すなわち「自由と民主主義、法の支配を重んじる国々が、 過激的な手段によるテロとは戦っていく決意も明確に表している。
 ポピュリズムという言葉の解釈がもし大衆迎合主義という意味であるとすれば、むしろオバマ政権やそれに類似した大衆迎合主義な指導者たちの下、社会の秩序を壊し始めている。こうした現実に対し、大統領は「『兄弟たちが一緒になって住むことは、何という幸せ、何という楽しさだろう』と聖書は語っている。私たちは考えを率直に述べ、意見の違いについて正直に議論しなければいけない。その時も常に団結を求めなければならない」と語り、現在、無責任な権利の主張によって率直な言論の自由と社会の伝統や価値観を失いつつあることに対しても、明快な言葉で語り掛けている。アメリカなどでは当然かもしれないが、日本などでは公式の場から排除されている「神」という言葉、あるいはそれに類似した言葉を5回も使 っている。
 確かにアメリカは現段階においては世界に最も影響力のある国であり、その国の最高指導者の言動は私たちも深く関心をもって行かなければならない。そして彼の行動に対しては当然必要に応じては批判することも必要だろう。日本のメディアはトランプ反対の行動について多く取り上げている。自由社会においてはそれも必要であるが、一方合法的かつ民主的に選ばれた元首に対し暴徒のような黒装束の人々の行動を肯定するような姿勢は民主主義の根本に反するのではないだろうか。

※『世界日報』(2017年2月2日付)に掲載

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法の精神護った韓国裁判官

朴裕河教授への判決が良識

 韓国の裁判官が法の精神を護良識と司法の独立性を示した。新聞報道によると「韓国の朴裕河・世宗大学教授(59)が著書『帝国の慰安婦』で『自発的な売春』といった描写により元慰安婦の名誉を傷つけたとして名誉毀損罪に問われた裁判で、ソウル東部地裁は25日無罪を言い渡した」とあった。私は昨年10月に韓国を訪問した時、朴教授の学問的な著作が不当なバッシングを受けているのを見聞した。中には朴教授を「売国奴」扱いするような表現も飛び交っていた。
 今回の訴訟は検察側が「『(慰安婦が)日本軍と同志的な関係にあった』という部分など35カ所の表現で名誉を傷つけたと主張し、 懲役3年を求刑」していた。
 これに対して裁判官は「『同志的な関係と記述した部分など、30カ所は意見の表明で事実を明示したと見ることはできない」と判断。さらに「『すべての慰安婦が自発的に慰安婦になった』と断定したと見ることは難しい」とし、告訴人の名誉が毀損されたとは言い切れないと極めて數智に富んだ公正な判断を下した。
 私は以前、朴教授の本の内容に触れた際、一人の学者が真実を追求し、事実で検証しよろとする客観的な学問研究成果であって、特定の立場や先入観に基づく著作ではないと思った。その上で韓国での彼女に対するバッシングは言論、学問の自由への抑圧であるように思った。
 この度の裁判官の『学問の自由は憲法で保障された基本権で、名誉毀損の故意性については厳格に判断しなければならない」という見解は、韓国憲法の番人として、東京裁判の時のインドのパール判事同様、周囲の環境に屈することなく、公平、公正に良心と法の精神に忠実であり、特定の国や団体を贔屓したものではない。
 私は1970年代の後半から80年代にかけて、ダライー・ラマ法王の代表という立場で頻繁に韓国を訪問した。その時の韓国の高官、教授、高僧たちは、私が日本で勉強し日本語ができるといろだけで大事にしてくださった。ホテルの職員、タクシーの乗務員、店の店員皆が親しみを込めて日本語で接してくれた。責任ある立場の方々は、皆さん日本に友人をお持ちで、私は日本と韓国は隣国として非常に友好的な関係にあるという印象を受けた。両国の良好な関係の恩恵を私も十分に受けたものだった。
 しかし、一人の安っぽい人道主義者の元軍人の捏造と、真実を十分に検証もしていない、その場逃れの軽率で無責任な政府高官の談話によって、両国関係が冷え込み悪化してしまった。これは両国両民族にとって非常に残念であるだけではなく、東アジアの繁栄と平和にとって大きな損害である。
 あくまでも私個人の意見であるが、韓国は制度上は民主国家であっても実質は発展途上であるように思っていた。だが、今回の裁判官の法律家としての良心に基づく判決は、韓国の民主国家としての健在ぶりを世界に見せた。韓国の政治家たち、運動家たちも素直に歴史を見つめる勇気と敷智を持って裁判官の判決を受け止めることを期待する。
 アメリカのトランプ政権 はアジア、特に同盟国を今後も継続的に重視するだろうが、アメリカの総体的な力が低下している厳しい現状の中、日韓の協力関係は両国のみならず東アジアの安全保障と発展に寄与する。

※『世界日報』(2017年1月31日付)に掲載

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アパホテル書籍問題

中国の不当干渉許すな

 中国政府が、アパホテルの客室に「南京大虐殺」や「慰安婦の強制連行」を否定する書籍が置 かれていることに、異常な反応を示している。
 「言論の自由」を無視して、同ホテルの利用中止を呼びかけるなど、「言論弾圧」「営業妨害」ともいえる行動を続けているのだ。中国に侵略されたチベット出身の国際政治学者ぺマ・ギャルポ氏が緊急寄稿した。

 中国外務省や国際観光局の報道官が、アバグループの元谷外志雄志代表の著書について、「歴史を正視しようとしない。正しい歴史観を教育しアジアの隣国の信頼を得るよう促す」「中国の観光客に対する公然とした挑発であり、旅行業の基本的モラルに反する」などといい、アバホテルの利用ボイコットや、旅行会社などに取り扱い中止を求めた、
 わが故郷・チベットを奪った中国が「正しい歴史観」「隣国の信頼」「モラル」などと主張するのは言語道断である。加えて、中国政府の言動は、日本に対する主権侵害、内政干渉であり、また個人の思想と言論に対する卑劣かつ不当な圧力であり弾圧である。
日本は中国と違って、個人の思想、表現、言論の自由が保障されている自由主義国であり、法治国家であり、成熟した民主主義国家である。さまざまなホテルの客室には、聖書や論語、仏教聖典などが置いてあるが、宿泊客には、それを読む自由も読まない自由もある。
元谷氏の著書は、「慰安安婦問題」や「南京大虐殺」に関する史実を理路整然と述べ、根拠のないウソをを正そうとしているに過ぎない。同様の指摘は、米ニューヨーク・タイムズや、英フィナンシャル・タイムズの東京支局長を歴任した、英国人ジャーナリス卜、ヘンリー・S・ストークス氏ちも著書『連合国戦勝史観の虚妄』(祥伝社新書)に記している。
 まさに、歴史を正視する姿勢であり、中国こそ歴史を正しく見る勇気と見識を持つべきだろう。今回の騒動で、私が驚き失望したのは、日本の一部メディアと識者、普段は「自由だ」「人権だ」と大騒ぎしている人々に対してだ。
 一部メディアや識者は、中国側の主張を大きく取り上げ、あたかもアパホテルだけに問題があるかのような発信をしていた。中国共産党の手先なのか。南京大虐殺は、朝日新聞の連載「中国の旅」で広まった。慰安婦問題と同様に、徹底的に検証すべきである。
 国会周辺で「言論の自由」や「人権を守れ」と叫んでい人々も、東京・元麻布の中国大使館前で抗議デモを行うべきだ。他国によって、日本の「言論の自由」が脅かされている。公平公正の姿勢をを示すことを願う。

※「夕刊フジ」(2017年1月31日付)に掲載

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2017年2月11日 (土)

【アジアから世界へ #2】 “すごいインド” これからの日印関係・サンジーヴ スィンハ氏に聞く


ゲスト:サンジーヴ スィンハ(日印包括的パートナーシップ株式会社代表 President, India Japan Investment Partnership, IJIP Asset Management Co. Ltd.Tokyo./くにうみアセットマネジメント株式会社執行役員マネージング・ディレクター Executive,Managing Director, KuniumiAsset Management Co. Ltd.)

「アジアから世界へ」は、日本で活躍するアジア各国の人々の声を伝え、世界の出来事をできるだけアジアの視点から考えると共に、日本のアジアに対する貢献度等も紹介するアジア専門番組です。

" From Asia to The World " is a program to introduce World Affairs with an Asian perspective by introducing guest who is actively involved in connecting Asia to the world. This is a program specially dedicated to Asia and hence also we want to introduce on Japanese contribution to Asia.

キャスター:ペマ・ギャルポ(桐蔭横浜大学教授)
アシスタント:滝川奈緒

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