メッセージ

2012年12月22日 (土)

日本会議のさらなるご活躍への期待を込めて

 現在の日本では、政治家達はもちろんのこと、言論人でさえも「保守」と自負しながら も、何を守るべきか、ということについて、 明確な概念を持つてない者が多いのは本当に残念です。このような現状の中、しっかりとした国家観に基づいた思想を持ち、日本の保守勢力としてぶれることなく国民運動を展開しておられる「日本会議」に対して敬意を表すると共に、今後も皇室を中核とする日本ならではの「国体」を守り、アジアは勿論世界に対して威厳に満ちた対応で「真の平和と繁栄」に貢献できる日本の実現のために頑張って頂きたいと切に願っております。
 その為に、
 第一、日本会議の活動は、従来の仲間達を大切にしながら新たな人々にも参加してもらえるよう、柔軟性を持って幅広い活動を展開する必要があるように思います。若者や主婦にまで層を広げ、今日本が直面している危機的状況を国民に認識させる努力が重要であると思います。
 第二、自民党、たちあがれ日本、みんなの党等の良識派政治家達の結集を図り、保守勢力の大同団結のための立役者として、建設的な役割を果たすべきではないかと思います。
 第三、健全な愛国主義の教育の為の思想的武装ができるように、日本の暦、伝統文化の教育のための全国的な運動に力を注ぐべきでないでしょうか。
 以上の愚見を述べ、日本会議の益々のご活躍を期待を込めて祈願申し上げます。

※日本会議 『月刊 日本の息吹』(平成24年12月号)より転載。

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2009年8月 4日 (火)

チベット問題の良き理解者

川喜田二郎氏(チベット文化研究会会長)逝く

 ヒマラヤの学術調査を始め、カード式発想・情報整理法のKJ法を発案したことで知られる文化人類学者の川喜田二郎東工大名誉教授が亡くなられました。八十九歳でした。

 正義感の強い先生は、私にとってはチベットを支援してくださる有難い存在でした。チベット社会をご自分で密接に体験する中で、チベットの良さを知り、チベットを愛してくださいました。

 チベットが中共に侵略され、一方的な十七条約の不条理を世界に訴えてくれました。チベット支援に夢中になっている先生のことを、廻りの学者は「チベット二郎」と言ってひやかす人もいましたが、「正義はチベットにある」と堂々と主張する信念の人でした。

 一九七二年の日中国交正常化の際、私達留学生のビザ更新が難しくなった時、川喜田先生は灘尾法相や国連難民高等弁務官に働きかけ、さらに、インデラ・ガンジー首相にも書名を頂くなどして、私達を救ってくださった恩人です。

 また、先生はチベット文化研究会発足に当たり、大変尽力され副会長に就任し、三代目の会長を務めていただきました。そして、日本でチベット文化を広め、チベットを応援してくれました。川喜田先生が亡くなり、我々チベット人や正義を尊重する人々にとって、大きなよりどころを失い、残念です。ご冥福をお祈りします。

ペマ・ギャルポ

※『國民新聞』(平成21年8月10日付)掲載記事を加筆訂正して転載。

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2008年5月 6日 (火)

《緊急メッセージ》 ダライ・ラマ法王の特使と中国側の会談について

中国政府がダライ・ラマ法王の代表と会話を再開したことについて各方面から大きな関心を寄せていただき、大変にうれしく思います。

亡命政府からは「対話に満足している」との談話が発表されましたが、私としては胡錦涛の外遊前に中国政府が一時的な措置を取ったのにすぎず、本質的にはチベット問題の解決につながる話しはなかったと受けとめています。

たとえば、今回、中国当局に捕らえられた人々の釈放など、解決に向けた歩み寄りが中国側からはみられませんでした。

ただ、中国政府が協議に応じたことは、多少なりとも彼らが世界の世論を気にしはじめた証拠です。

したがって、中国政府がチベット問題に関して意味ある誠意を示すまで、国際世論の継続的な支持と注目が必要と考えます。引き続き、注意深い監視をお願いいたします。


ペマ・ギャルポ

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2008年3月15日 (土)

緊急声明 3・15ラサ抗議行動への武力弾圧について

1959年の3月10日を初めとして、抗議デモなど、中国による侵略に反対するチベット人の意思表示行動は国内外における慣例となっていました。

今年は特に、侵略から49年を経たうえに、青蔵鉄道の完成などで自信を深めたのか、中国による圧制はより強硬さを増しています。

くわえて、中国は北京オリンピックをきわめて政治的に利用しようともくろんでいます。聖火リレーでは神聖なヒマラヤの山河を踏みにじり、五輪マスコット5匹のうち2匹にチベットのものを用いるなどして、チベットが「中華人民共和国」の一部であると世界に示そうとしています。

そうして既成事実を作り、植民地化を正当化しようとしている中国に、チベットは強く抗議しています。

チベット問題には、環境破壊、民族、宗教、民族浄化、資源搾取など、多様な側面があります。しかしながら、一番の問題は「民族自決権」の問題です。

中国は自らの半世紀以上におよぶ支配をなんら反省することなく、北京オリンピックまでに反体制的な人々をすべて監禁し、チベットなど危険地域に戒厳令を発動しようともくろんでいると思われます。それゆえに、政治警察、民兵などが民衆を挑発し、非武装のデモ隊を刺激して過激な行動に誘導しています。

僧侶たちは平和的な手段で抗議しているのにすぎず、死者、負傷者まで出す結果の責任は中国当局にあります。尊い犠牲者たちのご冥福を祈り、今後の事態の推移を注意深く見守りたいと思います。なお、瞬時の出来事については、BBCやCNNの報道をご覧いただくようお願いいたします。

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